教職を目指す学部生や教職大学院のみなさんの誰もが思っていることは、「教職に就いたらよい授業をして、すばらしいクラスづくりをしたい」ということであろう。そのために大学で必死に勉強しているが、実際に教職に就いたときに、よい授業をしようと様々な試みをしてもなかなか思うような授業ができないことが多いのではないか。
学生時代によい授業をするために必要だと思っていたことと、実際に教師になって必要だと思うことに多少の食い違いがあるのかもしれない。今回のラウンドテーブルでは、初任者の教諭の方々に4月からの実践から話題提供をしていただき、フロアの皆さんと問題を共有しながらそれを明らかにしていきたい。この一時がこれから教職を目指す学生たち、既に教師をしている方たちにとって、授業力を考えるヒントになればと考えている。