創価大学教育学会

創価大学教育学会>書庫>2008年第7回大会ラウンドテーブル抄録
ラウンドテーブル5/教室B403

近隣校における教員研修の在り方
―よりよい研修のあり方の模索―

提案者・司会者 椿田克之(創価大学教職大学院 院生)
話題提供者 鈴木富雄(創価大学教職大学院 院生)
 久保明彦(創価大学教職大学院 院生)
指定討論者 木全力夫(創価大学教職大学院 教授)

 教職大学院制度や免許更新制度など教師の資質向上を目的とした新たな取り組みが行われています。また、学校現場において教員の多忙さが拭い去れない中であっても、さまざまな研修の実施や参加が推進されています。その一方、「実際に自分の力量が高まった」「明日からの授業に生かせる」という前向きな意見を研修会に参加した教師から聞くことは多くないのが現状です。教師の力量形成に役に立つ研修とはどういうものなのか、どのような研修会をこれから必要とされているのかを考えていくことが必要だと考えています。
 この現状について、教職大学院では「教師の研修の在り方」として授業の一環として研究を進めました。その中で、学校外で行われている研修の充実を図るために「近隣校における研修」の在り方について検討しました。ここで取り上げる近隣校とは、学区域が隣接している小学校3、4校のことです。その近隣校の教職員が集まってできる研修について、本ラウンドテーブルで報告します。その報告をもとに、さらにどのような研修がこれからは必要なのか、近隣校で行うためのメリットやデメリットはどのようなものがあるのか、参加してくださる方の意見を聞きながら、これからの教員研修のあり方や今後の教員の力量形成の在り方など語り合っていきたいと考えています。

キーワード:「教員研修」「近隣校」「力量形成」