創価大学教育学会

創価大学教育学会>書庫>2008年第7回大会ラウンドテーブル抄録
ラウンドテーブル4/教室B402

今、改めて幼児教育の重要性を問う

提案者・司会者 角田冨美子(創価大学教職大学院)
話題提供者 戸田大樹(東京福祉大学)
話題提供者 森本幸子(台東区立富士幼稚園)

 「幼稚園は意図的な教育を目的としている学校である」ことが学校教育法に位置づけられています。さらに、幼児期の発達特性から、幼児の主体的な遊びを重視することが幼児教育の基本として幼稚園教育要領に示されています。しかし、実際の幼児教育現場では、教師主導の早期教育や小学校教育への準備教育が行われていたり、子どもたちの主体的な遊びが小学校の学習や集団適応への低下を招いているという誤解も広がっています。幼児期は実体験を通して様々な生きる力の基礎を培う時期です。故に、このラウンドテーブルでは、①現代の保育者養成における現状と課題について、実際に教員養成に携わっている先輩から話題を提供して頂き、②保育現場で活躍中の先輩から保育者に求められる専門性について話題を提供して頂きます。現在、幼児教育について学んでいる学生の皆さん、現場で働く若い先生方、共に、幼児教育の重要性を学び、これからの人材育成にむけてどのように力を付けていくか、大いに語り合いたいと思います。

キーワード:「幼児教育」「保育者養成」「専門性」