創価大学教育学会

創価大学教育学会>書庫>2008年第7回大会ラウンドテーブル抄録
ラウンドテーブル3/教室B401

各教科における言語活動のあり方を考える
~新学習指導要領「言語活動の充実」を受けて~

提案者・司会者  石丸憲一(教職大学院)
指定討論者  長崎伸仁(教職大学院:国語)
鈴木将史(教育学部:算数、数学)
清水由朗(教育学部:図工、美術)
足立広美(教育学部:音楽)

 新学習指導要領の改訂の方針の第1として「言語活動の充実」が示された。
 言語活動というと国語科の最も得意なところで、いわば牙城であるのだが、今回の改訂では「どの教科でも」言語活動の充実を図るようにとのことである。もちろんこのことは、国語科で言語の力が身に付いていないから他教科でということでなく、国語科で身に付けた言語の力を他の教科でも生かすことにより、さらに国語力が高まるのであり、何よりも「考える」という言語の力により、各教科に必要な思考力が高まり、同時に各教科で求める知識や技能が身に付いていくということである。
 では、算数でどういう言語活動をすることが子供たちの学びにとってよいのか、体育では、音楽では、・・・、それぞれの教科の立場でどのような有効な言語活動が考えられるかを指定討論者の先生方からお話しいただきながら、参加者全員で意見を交換したいと思います。

キーワード:新学習指導要領、言語活動、教科指導